2015年11月13日金曜日

ディーワーリーを終えて


ここ数日私たちはシュリー・ピータ・ニラヤにおいてデンテーラスとディーワーリーの祈りを捧げました。シュリー・ピータ・ニラヤはマハーラクシュミーの住居なのでディーワーリーとダンテーラスの祝日は私たちにとって特に大切なものでした。

マハーラクシュミーは私たちがそれに気づいていようといまいと、自分の子供たちにすべてを提供します。間違いなく彼女の祝福に制限などありません。彼女が私たちのハートを自分の住処としたように、私たちも彼女のハートに自分たちの住居を建て、そこをシュリー・ピータ・ニラヤと呼んでいます。ディーワーリーとダンテーラスは母なる女神への愛を表現できる特別な機会です。それぞれが彼女の恩寵と導きに対する感謝を示す時間です。この期間、私たちはクベーラ神も讃えます。神は自分たちの外側だけでなく、むしろハートの内深くに見出す存在であることを思い出す時間でもあります。




ディーワーリーの前夜、シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダは即興のプージャをマハーラクシュミーに行いました。アビシェーカムが終わると、グルジとプジャリたちはマーをこれ以上ないほど美しく飾りました。カーテンが開くと、マハーラクシュミーは煌く宝石と花輪、色とりどりの花に包まれて登場しました。


最後のアーラティの前にグルジはディーワーリーとそれが持つ本当の意味について語りました。以下はスピーチの冒頭からの抜粋です。

ジェイ・グルデーヴ!

今日はディーワーリーです。ダンテーラスから始まり、5日間ディーワーリーのお祝いをしてきました。よく知ってのとおり、光の女神、つまりマハーラクシュミー、シュリーのためのお祝いです。またそれは善の悪に対する勝利を祝う日でもあります。ラーマがアヨーディヤーへ帰還した日です。南インドでは日中に、北インドでは夜にディーワーリーを祝います。ランカからラーマが帰る途中、人々はラーヴァナが殺されたことで大喜びし、ラーマの道を照らしたと言われています。

霊性の道において私たちは二元性、善悪を超える必要性について語るにも関わらず、善良な性質は否定的な性質よりもより強力です。否定的なものはあなたを蹴落としますが、良い性質はあなたを押し上げてくれます。それは善までも至福へと変容する領域まであなたを押し上げます。ですから、良い性質というのは永久に良い性質のままではありません。良い性質は至福の状態へと自ら変化していきます。霊性の道において、善悪を超えていかねばらないと言われるのはそのためです。しかしながら、善悪を超えて行くためには持っている善きものをしっかり掴んでいる必要があります。なぜならそれがあなたを両方の性質を超えさせてくれるものだからです。あなたがネガティブなものを掴んでいれば、それはあなたを引きずり降ろし、あなたは生まれてきた目標を達成できないでしょう。しかし善良な性質はそれが自と至福へと変わる場所まであなたを高めます。ディーワーリーでは至るところでランプを灯しますね?外側のランプを灯しますが、人々は内なるランプについては忘れています。また内なるランプは外側で見るランプとは違います。それはあなたの善良な性質に集中することで自ずと輝きだすランプです。

ですから、このディーワーリーそして今後も祝われるディーワーリーにおいて、あなたのすべてのネガティブな性質を内なる光に焼かせなさい。誰もそれをあなたから取り去ることはできません。あなたのネガティブな性質、善良な性質はあなたのものです。しかしどちらであれあなたがパワーを注ぐものが、あなたを導いていくものとなります。ネガティブな性質に集中することによって、そうして餌を与えることによって、それにパワーを与えれば、それがあなたを導き、引き摺り下ろします。一方あなたが自分の持つ内なる光により集中を注げば、それはあなたが持つすべてのネガティブな性質を焼き、あなたが内に持つ光を輝かせてくれるでしょう。

すべての宗教が光について言及していますね? 非物質的な光を。キリストは言いました。もしあなたが光を持っているなら、あなたはそれを隠しておきはしない、あなたはそれを外に出すと。そしてこれが霊性の光であり、たくさんの人生を通してあなたが蓄積した良いカルマ、蓄積した良いプンニャのお陰で生来備わっているのです。ですから、これらの良い性質というものを目覚めさせなくてはいけません。




この後ディーワーリーは夜にシュリ・スワミ・ヴィシュワナンダとともに始められました。セレモニーはヴィシュワクシェーナ・プージャ、ガネーシャ・プージャ、グルプージャなどのいくつかのプージャから始まりました。これらはメインのカラシュ・プージャへと続く準備的なプージャでした。カラシュの壷はマハー・ラクシュミー自身の現れであることは知っておくべき重要な知識です。

祈りが終わりに近づくと、グルジは献身の歌を何曲から歌い、音楽チームも加わってきて持ち前の曲を歌い、祝祭は完結しました。アーラティの後はグルジは、参加者に内なる光を経験する機会を与える誘導瞑想を行いました。夜はアシュラムへ至る小道と内部の廊下を飾った伝統的なキャンドル・デコレーションの中終わっていきました。

疑いの余地なく、ディーワーリーの見所の1つは幾多の光です。それは自分たちの内にあって今か今かと見つかる日を待ちわびている、さらに壮大な光に気づかせてくれます。




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