2015年11月10日火曜日

ナヴァラートリ2015第4日目:クシュマーンダー・デーヴィー

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「クシュマーンダーは創造が起こったその瞬間から顕現しました。彼女はすべての悲しみと病を取り去り、人生に強さ、平安、名声、喜びをもたらします。」“ – シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダ


デーヴィーの御名:クシュマーンダー・デーヴィー

クシュマーンダー・デーヴィーは宇宙の創造者です。宇宙誕生の前は暗黒の虚空があったと言われています。しかしクシュマーンダー・デーヴィーの笑み1つで全宇宙が誕生したと言われています。宇宙誕生の前後いずれかに存在していた他のデーヴィーたちと違い、クシュマーンダー・デーヴィーは宇宙誕生のその瞬間に顕現しました。彼女のパワーによりすべては創造されました。



サンスクリットでは“クシュマーンダム”は“カボチャ”を意味します。ですからセレモニーが行われる間、クシュマーンダー・デーヴィーにカボチャを捧げることは必要不可欠です。またクシュマーンダー・デーヴィーは8本の腕を持ち、うち7本の腕にカマンダル、弓、矢、蓮華、ワインの入った坪、円盤、棍棒を持っています。8本目の腕にはジャパマラを持ち、サーダナ(霊性修行)のパワーを教えています。

ハイライト:


ナヴァラートリの4日目、セレモニーが続く中、母なる女神への愛が日ごとひたすらに強まっていました。イベントはインド伝統舞踊、シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダの短いサットサング、物語のナレーションなど盛りだくさんでした。この夜はグル・シュトットラム、グル・プージャから始まり、慣習であるゴーリー・ガネーシャ・プージャと母なる女神に捧げるヤグナが行われました。





シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダはヤグナの最中に登場し、テント内の参加者の中を挨拶しながら入場してきました。カーテンの後ろでしばらく準備を行った後、スワミジはヤグナを締め、結びの祈りを唱えました。その後、ナヴァ・ドゥルガの第4形態であるクシュマーンダー・デーヴィーの重要性について語りました。

今日はクシュマーンダー・デーヴィーに捧げられるナヴァラートリの4日目です。クシュマーンダーの“クシュ”は“幸せ”、“マーンダー”は“アーナンダ(至福)”と同じ、もしくは“至上の幸せ”を意味します。つまりクシュマーンダーの御姿をとったマハー・バガヴァティーは究極の幸せを授けてくれます。この究極の幸せとは何でしょう?よく私たちは幸せだと言いますが、瞬く間に幸福は不幸へと変わってしまいます。一時幸せでも、次の瞬間には気分の振り子が反対側へと振れて不幸になってしまいます。一日に何度このようなことが起こるでしょう?朝から晩まで自分をよく観察して気分がどれほど幸福から不幸へと変わるか見てみなさい。

真の幸せとは、人が自分の歩む道を見つけた時のみ起こります。あなた今自分の道を見つけて本当に幸せなように。自分のグルを見つけた時、人は幸せです。人生の真の目的、真のダルマを見つけた時、人は幸せになります。他のことは来ては去っていきます。しかし真の幸せは永遠に留まります。真の幸せはあなたに内なる満足を与えます。外側の満足に留まりません。外側の満足はとても短命ですが、内なる満足は永遠です。


真の幸せはバガヴァーンを自分の内に発見し、彼との関係を築く時です。この関係は今から始まるものではありません。それは継続的なものです。彼はあなたとの長きに渡る関係を築いています。短期間ではありません。この関係は人生をまたいで続いていきます。彼はあなたを抱きかかえたいからです。彼はあなたに側にいて、愛しい存在でいて欲しいのです!ですから、このあなたのアートマが持つパラマートマとの関係はとてもユニークです。これこそが真の関係です。他の関係は来ては去っていきます。-シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダ



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