2015年11月8日日曜日

ナヴァラートリ2015:第2日目 ブラフマチャーリニー・デーヴィー&スワミ・イニシエーション

「ブラフマチャーリニー・デーヴィーは実際には人生はとてもシンプルだということを教えてくれます。人生の魅惑的な部分をすべて取ってしまえば、人が幸せになるためにそれほど多くのものは本当は必要ないことが分かるでしょう。あなたが霊性の道にいるのであれば特に。」
-シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダ


デーヴィーの名前: ブラフマチャーリニー

ブラフマチャーリニー・デーヴィーはサーダナの重要性を象徴する女神です。この御姿をとった時のドゥルガーはシヴァ神を夫とするために激しい苦行を行いました。彼女は右手に霊性修行と神の御名の詠唱を思い起こさせるジャパマーラーを持っています。左手には生命を与える彼女のシャクティを象徴するカマンダル(水瓶)を持っています。」



ブラフマチャーリニー・デーヴィーの苦行は600年間続きました。最初の300年間は森の木々か落ちた葉っぱだけを食べて生き、次の300年間は食物と水を一切取りませんでした。家族が止めさせようとしても、苦行を中断させるためにシヴァ神が変装して現れても、彼女は耐え抜き強く望んだもの-シヴァ・バガヴァーン-を手に入れました。


ハイライト

ナヴァラートリの2日目は8名のスワミと2名のスワミニのイニシエーションからスタートしました。正式にスワミ一団に加入する前の最後の祝福を1人1人が受けていく模様を、全員が見守りました。また観衆の前で彼らはシュリ・スワミ・ヴィシュワナンダからダンダ(棒)、トゥルシー・ネックレスそして豪華な花輪を受け取りました。




以下のリストは今回スワミ/スワミニのイニシエーションを受けた人の名前とその担当する国です。最初に記載されているのがイニシエーション前の名前です。

スワミ

リシ・ニキルアーナンダ – スワミ・ヴィシュワ・レヴァティカーンタ・アーナンダ

カントリー・スワミ

ポルトガル: Satavarta – Swami VishwaNarashardulananda(スワミ・ヴィシュワ・ナラシャルドゥラ・アーナンダ)
ロシア: Shankarsha – Swami VishwaJanaardananda(スワミ・ヴィシュワ・ジャナールダナ・アーナンダ)
ロシア: Kayaker – Swami VishwaIndushekarananda(スワミ・ヴィシュワ・インドゥシェーカラ・アーナンダ)
チェコ共和国 / スロバキア: Raghudas – Swami VishwaBaladharananda(スワミ・ヴィシュワ・バラダラ・アーナンダ)
ドイツ: Rishi Madhavananda – Swami VishwaMadhavananda(スワミ・ヴィシュワ・マーダヴァ・アーナンダ)
クロアチア / スロベニア /セルビア: Chatur – Swami VishwaKanjalochanananda(スワミ・ヴィシュワ・カンジャローチャナ・アーナンダ)
スペイン: Ashirvani – Swamini VishwaPrabhaavati Mata(スワミ・ヴィシュワ・プラバーヴァティ・マーター)
ルーマニア&フランス: Ananda – Swamini VishwaGodaavari Mata(スワミ・ヴィシュワ・ゴーダーヴァリ・マーター)

スワミ
Ananta- VishwaDhaanamJayananda(スワミ・ヴィシュワ・ダーナムジェイ・アーナンダ)

※サンスクリットの長音は日本語ほど伸ばしません。
※スワミ/スワミニを呼ぶ場合はヴィシュワとアーナンダ/マーターを除く部分は長くても省略しません。
例:スワミ・ヴィシュワン・レヴァティカーンタ・アーナンダを呼ぶ場合
→スワミ・レヴァティカーンタ



イニシエーション後、シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダはスワミであることの意義、霊性の道における謙虚さの重要性について話しました。以下は抜粋です。

スワミになることは容易ではありません。あなたがスワミ、ブラフマチャーリ、帰依者のいずれであろうと、謙虚でなくてはいけません。神の恩寵を手に入れるためには、謙虚でなくてはなりません。これはとても重要なことです。「私はブラフマチャーリ・・・私はスワミ・・・私はこれ、あれ・・・」ただこう言ったところで愛は目覚めません。人として、あなたはすべてを愛し、皆を愛し尊敬しなくてはなりません。とりわけスワミであるならば、他の人よりも良い模範とならねばなりません。そのためにマハヴァタール・ババジはあなたたちを選びました。彼があなたたちに特定の性質を見出したからです。今あなたたちはこれらの性質に気付いていませんが、時期その時が来るでしょう。これがあなたのダルマです!



人生において何らかの道を選択した時、それがあなたのダルマとなります。「私のダルマはヒーラーになることだけです。」とか、あれになる、これになると言って回ることがダルマではありません。それぞれの人は自分のダルマがあります。グリハスターのダルマは家庭の面倒を見ることです。
自分の家族の面倒を見ずに他のことをしているグリハスターに何の価値があるでしょう?道を選んだのであれば、その道を敬わなくてはいけません。ブラフマチャーリの道とは神に集中することです。それは人より優れているという意味ではありません。



スワミ、ブラフマチャーリ、帰依者になったからと言って、人より優れていると思ってはいけません。神の目にはすべてが平等です。あなたが自分の光を放った分に応じて、彼はあなたに輝き返しますが。しかし彼の愛、彼の祝福は平等です。

ですから、私があなたたちに求めているのはそいういうことです。謙虚でありなさい!人々を助けなさい。自分が厳しくならなくてはいけない時は、厳しくありなさい!しかし人を尊敬しないということではありません。マハヴァタール・ババジ、シュリ・ラーマーヌジャ・アーチャーリヤ、すべての聖者たちの祝福をもって、神の愛を広めなさい!-シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダ

イニシエーションは間違いなくこの夜のハイライトではありましたが、思い返すとこれはすべてブラフマチャーリニー・デーヴィーへの礼拝が開始される前に起こったことですから驚きです。この夜の残りには、ヤグナ、バジャン、デーヴィー・マーハートミャの読み上げ、他にもいろいろ行われました。さらに最後の神の称賛と祈りが終わった後も、興奮は冷めやらず、ダンディヤ(棒)ダンスが始まりました。この日も再びあらゆる面において素晴らしい夜となりました。



ナヴァラートリの2日目は、長く語り継がれることでしょう。イニシエーションを受けたそれぞれのスワミとスワミニは、特定のダルマを守る使命を負っています。やがてそれぞれの地位に相応しく成長し、シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダのメッセージを広めていくことでしょう。この夜はこの10名の帰依者たちのスワミ系統における新たな始まりを意味するだけでなく、シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダのミッションの将来にとっても歴史的な意味を持ちます。神はたった一個人に留まるような祝福を与えることは決してありません。シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダもまた同様です。



シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダがそれぞれのスワミ/スワミニに与えた祝福は彼らの内にしまわれておくことはありません。全世界と共有されていくことでしょう。この祝福はシュリ・スワミ・ヴィシュワナンダの使命を遂行していくスワミ/スワミニたちを強化するものです。その使命とは“人類のハートを開く”ことです。


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